十六番札所 曹洞宗 龍冨山 松秀寺
松秀寺 縁起
松秀寺は曹洞宗の古刹で、文亀元年(1501)大易正甫大和尚の創建で山内の
池のほとりに老松のあるをめでられて松秀寺と名付けたと云われている。慶長2年(1597)家康公より朱印十二石を拝領し、本尊地蔵菩薩は、行基菩薩の御作である。現在の伽藍は昭和19年の南海大地震の後に復興したものである。また、山門の扁額は古渓宗陳禅師の直筆である。
札所本尊聖観世音菩薩は、元禄元年(1866)8月18日九世兼中重円大和尚によって奉祀されたもので、特に六道の苦をお救いすると言う誓願から、門前に七体の石の観音配し「朝観音」とよばれ、早朝お参りすると足腰の痛みを直してくれると云われている。(縁日1月10日/8月12日)