二十番札所 曹洞宗 今浦山 永福寺
永福寺 縁起
永福寺は、今から500有余年前、永正元年(1504)2月1日、金室竜公和尚によって開創。福王寺二世命泉義竜大和尚を勧請開山として請し、開創の時金室和尚の守り本尊であった阿弥陀如来三尊を本堂に安置し奉安して今日に至っている。「永福」の寺号は、開創当時の暦号である永正の『永』」と万民が幸せであるようにと念願を込めて「福」とを合わせ永福寺と称することに成ったものと言われている。その後本堂は安政6年(1859)8月安政の暴風災害を被り壊滅したが、明治15年(1882)8月壇信徒の浄財により再建された。更に、平成9年10月本堂建立。永福寺の山号は「今浦山」と称し、これは当地今の浦の地名をさしている。
観音堂には十一面観世音菩薩と三十三観音を祀り、脇には今から670年前の鎌倉時代後期の作と言われる十王さまが祀られている。