九番札所 洞谷山 龍雲寺
龍雲寺 縁起
洞谷山龍雲寺は、今より492年前、室町中期の永正11年(1514)曹洞宗開祖道元禅師より十三世の法孫にあたる法山宗益和尚が開創した禅寺である。慶安元年(1648)7月当寺六世宗誉和尚の代に徳川三代家光公から石高九石の朱印寄付賜った。十一世忍龍和尚の代、寛保元年(1741)に福天大権現(秋葉山三尺坊第三の眷属)と稲荷大明神が応現し「向後永く寺を守護し、10万信者の諸願を満足させるであろう云々」よって堂宇を建立して祀り現在に至っている。
札所本尊である如意輪観世音菩薩は、当寺前山福天大権現の元山より応現したので、その因縁を尊び本堂に奉祀。この如意輪観音さまの御名を称えれば必ず、福徳智慧の二徳が授かり諸願成就のご利益が必ず得ることができると言われる。
“念ずれば華開く”信仰の力により心の華がひらかんことを!